婚活・恋活において、初めてのデートは最初の関門と言ってもいいくらい、緊張度も重要度の高いものです。
まだお互いを深く知らない時だからこそ、どのような話題を出せば盛り上がるのか、好感度の高い話題は何なのか、悩んでしまうこともあるでしょう。
今回は、初デートの会話におすすめの話題とできれば避けたい話題について、アダルトークのお琴さんルナさんのコメントつきで紹介します。
事前に仕入れておくと良い情報や気をつけたいポイントも解説します。
ぜひ初デートにお役立てください♫
Contents
初デート前に仕入れておきたい話題ネタ3選
相手の情報やトレンドのネタを事前に仕入れておくことで、デート中の話題選びがスムーズになる可能性が高まります。
初デート前には、以下の情報を収集しておきましょう!
①相手の情報
これまでにやり取りしたメッセージ、事前に知らされているプロフィール等を見返し、相手の生活スタイルや好きなもの、住んでいる地域などを把握し直しましょう。
「(メッセージで言っていた)あのドラマは見終わりましたか?どうでしたか?」「プロフィールに〇〇が好きと書かれていましたが、僕も最近、結構ハマってるんです。」
など、相手の情報を念頭に話題を展開できるとgoodです。
相手は「今までのやりとりをよく覚えてくれているんだな」「私に関心を持ってくれているんだな」と感じ、あなたへの好印象に繋がりやすくなります。
昔マッチングアプリのプロフィールに好きな映画を書いていたら、初デートで「今日のために観てみました」って言ってくれた人がいた!すごく好印象だった!!相手のことをちゃんと知ろうとする姿勢は大事だし、相手にも気持ちが伝わりやすいよね!(ルナ)
②グルメ・デートスポット
初めてのデート前には、「いま話題のグルメ」や「人気のデートスポット」の情報も押さえておきましょう。
男性の中には、スイーツやおしゃれなカフェは縁遠いと感じている方も見受けられますが、「楽しいデートのために!」と少し気合を入れて、馴染みのなかった情報にも触れておくことをおすすめします。
おいしいお店やトレンドスポットの話題で盛り上がると「楽しそう、一度行ってみたいなあ」「いいですねえ〜!今度一緒に行きましょうよ!」と、次のデートの約束ができるかもしれません。
昔マッチングアプリでマッチした男性が人気のカフェを調べてくれていて、さらに私と待ち合わせする前に下見までしてくれてた時は感動したなあ!自分のためにここまでしてくれた!っていう行動に女性は弱いの。(お琴)
③ドラマ・映画
ドラマや映画、アニメ、書籍など、人気作や話題作のタイトルだけでもチェックしておきましょう。
お互いに好みのジャンルが一致するとは限らず、同じ作品の話で盛り上がれるとは限りませんが、話題のきっかけとしてはアリです。
「読んでみたいなあと思ってるんですが、どんな話かご存知ですか?」
「僕は〜のようなジャンルをよく見るんですが、〇〇さんはどんなのがお好きですか?」
と、お互いのことをより知っていくきっかけにもなります。
初デートの会話におすすめの話題10選
初デートは、お互いに緊張しているものです。
緊張している者同士、いつも以上に話題に困ってしまったり、リアクションが薄くなってしまったりと、どこかぎこちないコミュニケーションになることもあります。
しかし、話題の引き出しが豊富であれば「どうしよう、次は何を話そう…」という不安をあまり感じることなく、会話を楽しめるかもしれません。
ここからは、初デートで使えるおすすめの話題を紹介します。
①好きなもの
好きな食べもの、本や映画、ファッションの系統などの話題は、初デートのトークテーマの鉄板ネタです。
好きなものの話をすると、緊張しながらも自然と笑顔になったり、口数が増えたりすることが期待できます。
そして、意外な共通点があることが分かり2人の距離がぐっと縮まったり、そこから趣味の話題へと広がりお互いのことをもっと知る機会になったりするかもしれません。
ただし「好きな動物は?好きな色は?好きな芸能人は?」など、次々に質問だけを繰り返す、一問一答形式はNGです。
相手が「質問攻めされている」「面接みたいだ」と感じてしまうと、あなたとの会話を楽しめなくなってしまいます。
「自分のことをもっと知ってほしい」「相手のことをもっと知りたい」という気持ちのどちらも大事ですが、小さい情報を次々とやり取りようでは会話が続きません。
下記のような残念な会話をしてしまってはいませんか?
残念な会話の例 | 楽しく会話できる例 |
あなた「好きな食べ物は何ですか?」 相手「お寿司が好きです」 あなた「あー、僕、生魚苦手なんで。他には?」 | あなた「好きな食べ物は何ですか?」 相手「お寿司が好きです」 あなた「へえ、お寿司がお好きなんですね!実は僕、生魚がちょっと苦手で…。でも釣り好きなんですよ。魚好きという点では、同じですね!」 |
残念な会話の例 | 楽しく会話できる例 |
あなた「好きな食べものは何ですか?」 相手「お寿司が好きです」 あなた「好きな動物は?」 相手「犬が好きです」 あなた「好きな映画は?」 相手「(・・・また質問?)」 | あなた「好きな食べものは何ですか?」 相手「お寿司が好きです」 あなた「お寿司、美味しいですよね〜!一番好きなネタは何ですか?」 相手「ありきたりですけど、やっぱりマグロです」 あなた「いやいや、僕もあれこれ悩んで結局マグロを選んでることが多いです」 相手「ねー、美味しいですよね〜!」 |
“好きなもの”をきっかけに楽しく会話するには、一つの話題をゆっくり広げる、深める、という姿勢でいることを大切にしましょう。
②SNSやYouTube
「好きなYouTubeチャンネルはありますか?」「どんなインスタを見てる時が楽しいですか?」といったSNSコンテンツを話題に出すと、本や映画を話題にするよりも気楽な会話ができるかもしれません。
相手の回答があなたの全く知らないことや関心のないことだった場合は、「おもしろそうですね〜!すっごく気になるんで、いま検索してみてもいいですか?」と一言添えた上でスマホで検索したり、
逆に、あなたの回答が相手には全く興味がなさそうな場合は、「ちょっとだけ見てほしいんですけど、いいですか?これです」と画面を見せたりすると、
お互いの興味関心をその場で共有することができます。
もちろん、断りなくスマホばかり見たり、その場でじっくり視聴したりするのはNGですが、
よく分からないまま適当に話を合わせるより、「分からない。知らない。でも、関心がある!」という姿勢が示せるなら、スマホを出してもOKです。
③休日の過ごし方
昔ながらのお見合いの鉄板ネタの一つですが、「お休みの日はどのように過ごしてらっしゃいますか?」という質問から、話題を広げることもできます。
インドア派かアウトドア派かというお互いの好みが分かったり、次のデートに向けて何に誘うと良いお返事をもらえる可能性があるかヒントを得られたりします。
コツは、ただ聞いて終わりにしない、自分も言いっぱなしにしない、ということです。
せっかくの話題を台無しにしないよう、会話のキャッチボールを続ける心がけが大事です。
より楽しく会話するにはどのような心がけが必要なのか、下記の例を見比べてみましょう。
もったいない例 | 楽しい会話の例 |
あなた「休みの日は何をしてますか?」 相手「家でゆっくりしてます」あなた「・・・そうですか。」 | あなた「休みの日は何をしてますか?」 相手「家でゆっくりしてます」 あなた「お仕事、お忙しいんですね。休みの日くらいゆっくりしたいですよねー。僕も、気づいたらなんとなくyoutubeみて1日が過ぎてた、なんてことが結構よくあります。何してゆっくりしてる時が好きですか?」 |
もったいない例 | 楽しい会話の例 |
相手「休みの日は何をしてますか?」あなた「釣りです」 相手「へえ・・・釣りですか・・・」 | 相手「休みの日は何をしてますか?」 あなた「釣りに行くことが多いです。先週、こんな大きいのが釣れたんです!」 相手「え!すごい!こんなに?どこで釣れたんですか?」 |
もし相手の反応が少々簡素だった場合も、あなたのリアクションに一工夫があれば、会話が弾むかもしれません。
④相手を褒める
とても緊張している中まず何を話そうかと戸惑ってしまう方は、相手のファッションについてプラスの話題を出してみましょう。
「お洋服、めちゃくちゃ可愛いです。よく似合ってらっしゃいます。」
「とってもおしゃれさんですね。どんなところでお買い物されてますか?」
といった話題であれば、相手も気分を害することはないでしょう。
「顔が可愛いですね」「胸が大きいですね」「足が細いですね」など、
ファッションではなく相手の身体的な事柄に触れるのはおすすめしません。
男性にとっては「筋肉質でカッコイイですね!」が褒め言葉になる場合が多いでしょうが、
女性にとっては例え褒めている内容だとしても、身体的な女性らしさに触れられることには強い嫌悪感を抱く可能性があります。
あなたは褒めたつもりでも、相手に「気持ち悪い」と感じさせてしまうのは避けたいものです。
また、何か言わなければと焦るあまり「珍しい服ですね」「そんなのどこで売ってるんですか?」と口走ってしまうと、伝わり方によっては相手が不快感を覚えるかもしれません。
相手の容姿を上から下まで舐めるように褒めるのではなく、服装、アクセサリー、ネイル、持ちものなどのどれか一点について、
「素敵!」「可愛い!」「似合ってる!」と褒めて、さらに質問したり話題を展開できたりするとスマートです。
多くの女性はデートに向けて服を購入したり、美容院に行ったり、いつもはしないパックをしてみたり、、デート相手に少しでも可愛く見られたくて、見えないところで努力をしています!だからこそ一言でも見た目を褒めてもらえると本当に嬉しいんだよね!!出会ったらまず見た目を褒めて、後半に性格や内面を褒めてもらえたら最高です!!(ルナ)
⑤美容や健康
相手のファッションや持ち物などから話が弾めば、少し身体的なことに踏み込んだ美容や健康といった話題にも移りやすくなるかもしれません。
「お肌がすごく綺麗で、何か美容のために心がけてらっしゃいますか?」「運動する習慣ってありますか?」「健康を考えて自炊を始めたんですが、なかなか苦戦していて。毎日の食事で何か心がけてることありますか?」など話題に出すと、
お互いの生活習慣や健康への意識についても触れる可能性があります。
「美意識高そうですよね」「毎月美容にいくらぐらい費やしてるんですか?」といった発言は、その文脈や語尾の感じによっては心地よく受け取ってもらいづらいため、避けた方が良いでしょう。
また、唐突に美容や健康の話題を出すと、相手は「サプリメントの購入を持ちかけられるのでは?」「美容セミナーの勧誘か?」など少し警戒してしまう可能性があります。
誤解を与えないよう、流れに違和感のない時に話題にする方が良いと心得ておきましょう。
美容や健康の話題から相手の生活習慣や金銭の価値観を探るのではなく、「ハマっていることや頑張っていることを聞きたい!」という純粋な関心を持っていれば、楽しい話題の一つになることでしょう。
⑥出身地
初めてのデートで相手の詳細な個人情報に触れようとすることは好まれませんが、「出身の都道府県」であれば、ほとんどの人が抵抗なく話題にすることができます。
「ご出身はどちらですか?」という質問から、
「〇〇県なんですね!〜が美味しいですよね!」
「え!〇〇県ですか!修学旅行で行きました!」
「〇〇っていうと、〜が有名ですよね。一度行ってみたいなあと思ってるんです」
など、相手の出身地にあまり馴染みがなくても、何かしら話に広がりを持たせることができます。
もし出身地が同じや近隣であれば、親近感が沸いたり、その地域の「あるある」というネタで盛り上がれたりするかもしれません。
初デートの前に相手の出身地が分かっている場合は、あらかじめ少し調べるなどして「ご出身の〇〇県は〜で話題になりましたよね!」「以前テレビで〇〇県の〜を見て、自然が豊かでいいなあと思ってたんです」など、自分から会話を広げられるきっかけを見つけておくと良いでしょう。
出身の話はベタかもしれないけど、はずすことがない!初回デートにはもってこいな話題!今住んでるところと違う場所が出身地だったら、「いつからこっちにいるんですか〜?」と次の話題にも繋がりやすい!(お琴)
⑦旅行の話
出身地の話題と同じく、「今まで行ったことのある旅行先」の話題も、会話の展開に失敗が少ないと言えます。
「自分も行ったことがある」という場合は共通の話題ができ、「自分は行ったことがない」という場合は、「どうでしたか?」「どんなとこですか?」と相手の話に関心をもって聞くことができます。
中には「思い出したくないくらい辛い旅行の記憶」がある人もゼロではありませんが、多くの人が人生の中で数回は旅行し、楽しい記憶になっていると考えられます。
そのため、旅行の話題であれば、予期せず不穏な空気になる恐れはほとんどなく、お互いに楽しい気持ちになり笑顔が増えることでしょう。
ただし、旅行の費用感や規模感については個人差があります。
「毎年必ず海外旅行するのが楽しみで10カ国以上行ったことがある」という人と、「数年に一回、長い付き合いの友達と温泉に行くことがある」という人では、旅行に対する熱量が違うかもしれません。
旅行の話題に限ったことではありませんが、
感覚や価値観がピッタリ一致することはほぼない、むしろ違いがあるからおもしろい、その違いを楽しもう、
という姿勢を持つと、より会話が弾むことでしょう。
⑧気候・景色
初デートで緊張する理由はさまざまなものが考えられますが、「自分の発言を相手がどう評価するか」ということを気にせずにはいられず、不安を感じる方が多いようです。
このような不安や緊張が高い状態の時は、初デートの開口一番をどうすべきか、とても悩んでしまうかもしれません。
唐突に質問するのはためらいがある、相手の容姿を褒めるのは照れ臭い、話題選びを間違って序盤から不快感や嫌悪感を持たれるのは怖い、など考え込んでしまう方には、気候や景色を話題にしてみることをおすすめします。
「最近、暑くなってきましたね」「少し涼しい日も増えたので、ランニングを再開したんです」「ここの景色、気持ちいいですね〜」「こんな都会の真ん中に可愛い公園があるなんて、なんだか癒されますね」など、何気ないひとりごとをワンランクアップさせたくらいの話題から始めてみましょう。
もしそこで相手が「そうですね」と軽く短い相槌だけだった場合は、無理にその話題を広げようとはせず、「緊張してます」と打ち明けるのも問題ありません。
「何か喋らなければ」「話を盛り上げなければ」と焦って空回りするよりも、自分の気持ちを素直に伝える方が、お互いに安心感を覚えることでしょう。
「沈黙の時間も居心地の悪さを感じなかった」という印象が残るのは、好感度が高いと言えます。
咄嗟に何か喋らなければと焦るなら気候や景色の話題を、でも無理に膨らませる必要なはい、と捉えておきましょう。
⑨部活
「学生時代の話」となるとテーマがやや広く、ネガティブな記憶が思い出されることも起こりえますが、「学生時代はどんな部活に入っていましたか?」と、部活動に限定した話題であれば、話の深め方を調整しながら会話できる可能性があります。
もちろん、部活動に関する嫌な思い出がある方もいるでしょうが、「部活は何?」という質問だけで不快になる方は少ないと考えられます。
好きなものや趣味の話題と同じく、相手の答えが自分には全く関心のないものだった場合も、「もっと知りたい」と相手に関心を持つ姿勢を大事にしましょう。
そっけない返事をするのではなく、相手の回答に関連する質問をしたり、相手の話から抱いた感想を言葉にしたりすると、一つの話題から少しずつ膨らませることができます。
下記の例は、相手の部活動の内容に自分は縁がなく、あまり詳しくもない、という場面です。それでも、「もっと知りたい!」「もっと聞かせて!」という思いがあれば、相手の話を引き出すことができます。
弾まない会話の例 | 楽しい会話の例 |
あなた「高校時代は何か部活をされてましたか?」 相手「はい、バレー部でした。」 あなた「へえ。僕は球技は不得意です。」 | あなた「高校時代は何か部活をされてましたか?」 相手「はい、バレー部でした。」 あなた「へえ、バレー部ですか!アクティブですね〜!ポジションは何をされてたんですか?」 |
下記の例は、自分自身にあまり部活動の経験がなく、質問に対して答えられる内容が薄い、という場面です。それでも、相手の質問を適当に交わして話題を変えるのではなく、質問に関連性のある他の話題を自分から出すことで、テンポよく会話が続く可能性があります。
弾まない会話の例 | 楽しい会話の例 |
相手「高校時代の部活って何でしたか?」 あなた「別に特に何も。帰宅部です。」 相手「あぁ、そうなんですか。」 あなた「えっと、そういえば、休みの日は何してますか?」 | 相手「高校時代の部活って何でしたか?」 あなた「高校時代は特に何も入ってなくて帰宅部だったんですが、大学では登山のサークルに入りました。」 相手「え〜!すごい!登山ですか!今までどんな山に登りましたか?」 |
⑩お酒
アルコールに関する話題は、会話が盛り上がってきた場合に触れると良い内容です。
初めてのデートの序盤で唐突にお酒の話題を出すと、女性の中には「ただの遊び相手としか思われてないのかも」「この後お酒を飲まされて、さらに何か下心があるのかも」など、やや敏感に警戒してしまう方もいるかもしれません。
話の流れでお酒にまつわることが出た場合、かつ、自分も相手もお酒が好き、飲み会が好き、という場合には、「よく飲める方ですか?」「どんなお酒をよく飲みますか?」などお酒トークで盛り上がれる可能性があります。
そこで意気投合し、「今度は飲みに行きませんか」「おすすめのお店があるんです」とスムーズに次のデートの約束ができたらラッキーです。
「飲みに誘う目的でアルコールの話題を出そう」「お酒の話題を出して相手の反応をみよう」など、何かを企んだり相手を試したりするためにお酒の話を使うのは好ましくありません。
相手はあなたの様子を感じ取って、拒絶感や抵抗感を抱いしてしまう恐れがあります。
初めてのデートでは特に、安心感や信頼感のあるコミュニケーションをとることが大事です。
「お酒」がお互いに共通する楽しみであれば、話が弾んで進展があるかもしれません。
初デートのNG話題5選
初めて会うまでにプロフィールを交換していたり、メッセージのやりとりを複数回していたりする場合も、2人きりで対面して「デート」をするとなると、相手との距離感をほどよく保つ必要があります。
踏み込みすぎた内容や自分を大きく見せる話題、相手がリアクションに困るような話は、おすすめしません。
また、「自分はすっかり親しくなっている気がしている」「デートをOKしたのは気を許しているも同然だ」など、相手との関係を勝手に先走って捉えていると、初めてのデートに相応しくない話題を出してしまう恐れがあります。
ここからは、初デートで控えた方が良い、失敗を招きやすいトークテーマを5つ紹介します。
①自慢・武勇伝
初デートの会話の目的は「自分を良く見せること」ではありません。
まずはお互いにその時間を楽しみながら、「相手と親しくなること」「次のデートにつなげること」が目的です。
「馬鹿にされたくない」「すごい人だと分かってほしい」という気持ちは誰もが多かれ少なかれ心のどこかにあることかもしれません。
でもそれが過剰になると、鼻につくほどの自慢話を延々繰り返し、相手は辟易している…という事態を招きかねません。
「俺ってすごいでしょ?」「僕みたいな人ってなかなかいなくない?」と言葉に出さずとも、そのような気持ちを大きく持っている状態で話すと、無自覚のうちに口調や語尾に自慢が滲み出てしまいます。
「昔はワルだった」「やんちゃしていた頃の話」なども、あなたの良さが充分に伝わった上での話であれば「ギャップが素敵!」と魅力の一つになる可能性もありますが、初めてのデートの段階ではその効果は発揮しづらいものです。
せっかく自分の良さをアピールしたつもりでも、相手にはあまり好ましくない印象として残ることがあります。
自分に自信を持って恋愛することはとても大事ですが、本当に自信のある人は、自分からアピールせずとも、醸し出される雰囲気で相手はそれを感じ取ります。
自慢話や武勇伝を語る必要のない、「自信を持って等身大の自分でいられる」のが目指したいところです。
②自虐・謙遜
自慢話や武勇伝は控えるべきですが、一方で、過剰な謙遜にも注意しましょう。
「自分なんてどうせ…」「あなたと比べたら僕は所詮この程度で…」「これくらい誰でもやってて当たり前なんですけど…」「特技というにはレベルが低すぎですよ…」など、あらゆる話題で自らを低評価するような一言を付けてしまう癖がある方は、
あなたが気づかないうちに相手を疲れさせている可能性があります。
自虐的な話を聞かされた相手は「いやいや、そんなことないですよ〜」と否定するしかありません。
一度なら「謙虚な人だな」という印象になるかもしれませんが、過剰な謙遜が繰り返されると、「もういい加減にしてほしいな…」「ナヨナヨしていて、頼りにならないな」と相手に感じさせてしまうかもしれません。
何より、自虐をしているあなた自身が楽しい気持ちになれず、もちろん相手もその話を楽しいとは思わないでしょう。
褒められているのに過剰に否定することは、認めてくれた相手を否定することと同じ!!出しゃばらないという意識は悪いことではないけど、褒められたら一度素直に喜ぶことも一つのテクニックだったりするよ!それに程よい自信を持つ男性の方が堂々としていてかっこいい!(ルナ)
下記の例を見比べて、自慢でも自虐でもない、好ましい印象を与える話の展開はどのようなものか、考えてみましょう。
自虐的な会話の例 | 好ましい会話の例 |
相手「健康のために何かされてることありますか?」 あなた「毎日自炊してます。」 相手「え〜!すごいですね!毎日ですか!お料理得意なんですね〜」 あなた「いや別に。節約のためだけですよ。安月給なんでね。」 | 相手「健康のために何かされてることありますか?」 あなた「毎日自炊してます」 相手「え〜!すごいですね!毎日ですか!お料理得意なんですね〜」 あなた「いえいえ、毎日やっている割になかなか上達はしないんですが、でもたまに美味しくできると、結構嬉しいもんですよね〜」 相手「そうですよね〜!最近だと何を美味しく作れました?」 |
③不平・不満
デートの相手が聞き上手さんだった場合は特に、つい悩みや愚痴をこぼしてしまうことがあるかもしれません。
「仕事が大変で…」「上司と合わなくて…」「自分っていつもハズレくじ引くんですよ」「最近の〇〇っておかしいと思いません?」など、不平不満を吐露するのは、デートではやめておきましょう。
気心の知れた友人や長く交際しているカップルであれば、不平不満を隠さず言葉にすることで、労いあったり共感しあったりして、絆がより深まる可能性がありますが、
関係が浅い段階では、不平不満を良い方向に転換するのはなかなか難しいものです。
相手から「この人、愚痴っぽいな」「小さなことにもいちいち文句を言う人なんだな」と思われてしまうと、「楽しくない!」「2回目はなし!」と進展を拒まれてしまいます。
もし「はっ、気づいたら愚痴ばかり言ってしまったかもしれない」と自覚した場合は、「〇〇さんがとても優しく頷いて聞いてくださったので、ごめんなさい、つい自分の悩みを次々言ってしまいました。〇〇さんも、なにか溜まっていることがあったら、言ってくださいね。僕でよかったら聞きます!」などで、挽回しましょう。
初回のデートはネガティブなことを言うのは避けよう!過去に、愚痴っぽいことばかり言う人とデートしたことあるけど、疲れてしまって一時間で切り上げた経験あり(笑)初デートはポジティブな話題で楽しい話をするよう心がけてみて!(お琴)
④過去の恋愛・下ネタ
「相手と真剣に交際したい」「結婚も視野に考えていきたい」と思うからこそ、早い段階でお互いの恋愛観の一致度を確認したい、相手の経験を知っておきたい、と焦る方も見受けられます。
その思いがあったとしても、初めてのデートで出す話題としては、好ましくありません。
「経験人数は?」「元カレってどんな人?」「前の人とはなんで別れたの?」と尋ねられて気分良く答える女性は少ないでしょう。
初デートで不穏な空気になってしまっては、なかなか切り替えづらく、お互いに憂鬱な時間を過ごすことにもなります。
また、男性の中には「あなたに女性としての魅力を感じている=好きです」という思いから性的な話題を出してしまう方もいますが、これもNGです。
二人の関係が深まれば、お互いに性的な魅力を感じ、触れ合いたいと思うのはとても素敵なことです。
でも、初めてのデートで性の話をするのは、「からだ目的だ」「下心がある」などマイナスの印象になる可能性の方が圧倒的に高いと考えられます。
あえて相手を不快にさせる話題を出して反応をみるのは相手に対して非常に失礼で、あなたの印象も下げてしまいます。
相手の過去の恋愛や、性的関係へのモチベーションなど、気になる気持ちは理解できますが、「初回は我慢」と心得ましょう。
⑤宗教・政治・個人情報
相手のプライベートや個人の思想に踏み込む話題も、初デートには不向きです。
例えば
- 信仰や支持している政党
- 経済事情(収入、貯蓄、投資、金銭感覚など)
- 家庭事情(家族構成の詳細、家族の職業、家庭環境など)
- 個人情報(住所、職場、SNSアカウントなど)
といった事柄は、各々の信念や慣習として個人に根ざしている面が大きいものです。
中には、これらに関する質問をされただけでも「デリカシーがない」「探られているようで怖い」と不快に感じる人もいるでしょう。
仲が深まった者同士であれば、「最近の景気は〜」「政治家が〜」「うちの実家が〜」など話題にすることで、意見を交わしたり違いを面白く認め合えたりするかも知れませんが、
そこには前提として信頼関係があります。
お互いのことを今から知り合っていくという段階で、「とにかく情報収集しなければならない」「関係を深める前に受け入れ難い事項がないかチェックする必要がある」などの姿勢を見せていると、結局、初回で終了…という残念な結果になってしまうでしょう。
もしかすると、過去の交際相手や失敗の経験から、「〜という人は絶対にNG」「いい人そうに見える人ほど絶対裏があるから探らないと不安だ」など考えてしまうのかもしれません。
でも、あなたが相手に疑心暗鬼になっている時は、相手もあなたに対して同じく疑心暗鬼になっていて、お互いに悪循環を起こしている場合があります。
初デートでは、まずは「楽しむ!」そして「好印象を持ってもらう!」ことに留め、2回目のデートへと進んだ先、関係を深めていく過程で「聞いておきたいこと」「伝えておきたいこと」を話題にするようにしましょう。
話題選びと同等に重要!初デートの会話で気を付けること
初デートでは、「何を話すか」だけでなく、「どう話すか」「どう聞くか」「どう反応するか」といった点にも気を配る必要があります。
デート中の会話や態度に関する気をつけたいポイントをまとめました。
一つずつチェックしていきましょう。
目を合わせる
緊張すると相手の目を見て話すことができない、という悩みはありませんか?
確かに、初対面の相手と話をする場面はとても緊張するものです。
ましてや、「この時間で勝負が決まるんだ!」と自分で自分にプレッシャーをかけている状態だと、ますます緊張感が高まり、目を見て話す余裕がなくなるかもしれません。
でも、もし会話中に全く目が合わないと、「あなたに興味がない」「あなたの話が面白くない」という態度であると誤解されてしまうことがあります。
逆に、ジッと凝視する、上から下までジロジロ見る、という視線の送り方も、威圧感や不快感を与え好ましくありません。
“適度に”がポイントですが、
具体的には最初の挨拶の場面、話が盛り上がった時、相手の話に驚いたり「すごい!」「素敵ですね!」と褒めたりする時、
相手の目を見て伝えましょう。
笑顔でアイコンタクトが取れると、相手もリラックスでき、あなたへの好感度が高まることでしょう!
アイコンタクトは本当に「適度に」がポイント!この「適度に」が難しい場合、まずは相手が話しているときは必ず目を見て聞くように意識しよう!目を見て、相槌を打ちながら話を聞けば、相手が安心して話しやすい雰囲気を作れるよ!(お琴)
共感する
男女ともに、また、恋愛場面に限らず、自分に共感してくれる人や、肯定的な関心を持って接してくれる人の前では、自然と心を開いて話したくなるものです。
初めのデートでは、「分かる!」「それ、自分も思ってた!」という事柄は積極的に言葉にして伝えましょう。
もちろんあらゆる話をしている中で「全然分からない…」「自分の感覚とは全然違う…」という場面もあって当然です。
そのような場面でも「分からないから共感するポイントなんてない」と決めるつけるのではなく、
「すみません、その話、僕あまり詳しくなくて、すごく面白そうなので、もっと聞かせてください!」という姿勢でいると、
相手は「分かる分かる〜」という安易な共感以上に嬉しい気持ちになるかもしれません。
とりあえず共感が大事だからと、「分かる」「ですよね、同じ同じ」を連発するよりも、「分からないけど、分かるようになりたい」という姿勢こそが共感力の高い人の振る舞いです。
感覚や価値観の一致度が重要なのではなく、「違いはあって当たり前、その違いを楽しめるかどうか、認め合えるかどうか」という意識を持ち、
相手への関心や共感を高めていきましょう。
仲良くなるまでの会話はしりとりと同じ!面白いことを言うのが大事なのではなく、続けようとすることが大事なんです!!知らないことなら知らないと素直に言っても全然OK。知ろうとする姿勢を見せてくれれば女性も悪い気がしないよ!!(ルナ)
相づちに感情を込める
相手の話は相づちを打ちながら聞きましょう。
あなたも聞き手が「うん、うん」と優しく頷きながら聞いてくれていると、「ちゃんと伝わっている」「理解してくれている」と嬉しい気持ちになりませんか?
あなたが聞き手の場合も、相手が気持ちよく話ができるよう、「しっかり聞いているよ」という態度を示しましょう。
ただし、「うんうんうんうん」「あー、はいはいはい」「なるほどなるほど」「〜ってことっすよね?はいはい、あー、はいはい、わかります、それね、はいはい」といった同じセリフや動きを安易に続けるばかりだと、
相手は気分を害してしまう恐れがあります。
喋り方の癖だけでなく、“聞き方の癖”にも注意する必要があります。
一切頷かないよりは頷いた方がいいけれど、頷き過ぎにも要注意…という、適量が分からず悩んでしまう方は、
「あぁ、僕もです」「へえ、面白いですね!」「えっ、そうなんですか!」「おーっ、いいですねえ」など、自然と頷きが伴うような感情のこもったリアクションのレパートリーを増やしていきましょう!
横並びで座る
面と向かって会話する、さらに食事もするという場面は、緊張感MAX!!という方もいることでしょう。
相手が真正面にいると、視線をどこに落ち着かせておけばいいのか戸惑ったり、一挙一動をチェックされているような気がしてさらに緊張したりと、なかなか思い通りの振る舞いができない…という悩みもあるかもしれません。
このような方には、横に並んで座れる場所で会話することをおすすめします。
カウンター形式のお店や公園のベンチのように横並びで座れば、お互いを直視する機会が少なく、緊張感の軽減が期待できます。
初デートに向けて「あれもしなければ、これもしなければ」と焦りや不安を感じている方は、ぜひ隣同士で着席できる環境を選び、緊張を高める要素の一つを軽くしておきましょう!
相手の話を遮らない
デートの会話が盛り上がるのは、とても喜ばしいことです。
でも、盛り上がった勢いで調子に乗ってしまい「ついうっかり」の失敗をすることは避けたいものです。
「それそれ!自分も知ってる!」「っていうか、〜だよね?」「いや、そうじゃなくて、〜ですよ!」など、共通の話題に嬉しくなって口数が増えたり、相手の話を遮って一人語りを続けたりすると、
相手は「せっかく意気投合したと思ったけど、残念」「全然私の話を聞いてくれない」と、がっかりしてしまうかもしれません。
楽しい会話は「話す」「聞く」の両方をお互いがバランスよく繰り返すことで生まれます。
まずは相手の話を最後まで聞き、リアクションの一呼吸、そして、自分の話を始める、というテンポを心がけましょう!
まとめ
初デートでは、無理に「気の利いた話題」や「人との違いを感じてもらえる話」を出す必要はありません。
話の内容はありきたりであっても、「誠実に聞く」「丁寧に話す」といった姿勢があれば、あなたへの好感度は高いものになるはずです。
もし、今のあなたが、女性経験が少ないことに悩んでいたり、コミュニケーションに苦手意識を持っていたりするなら、初デートで会話を楽しむなんてとても難題に思えるかもしれません。
でも、大丈夫です。 and herは、あなたに実践的なレッスンを提供します。
話題選び、話の深め方、広げ方、リアクションの取り方、質問の仕方、視線、姿勢など、一つ一つの要素について、講師と対面で会話しながら練習することができます。
そして、「あなたの魅力がより伝わるにはどのようなポイントをおさえると良いか」を考え、身につくまで練習をします。
その積み重ねで、行動力と自信がついていくのです。
「婚活・恋活を成功させたい」「初デートから次につなげたい」という方、「そもそも人と話すのが苦手だ」という方は、ぜひ一度and her のレッスンをお試しください!