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#デート #婚活 #また会いたいと言われたい! #結婚 #恋愛 #恋活 #コミュニケーション苦手 #沈黙

デートで会話が続かない原因は「思考のクセ」にあり?臨床心理士が教える、自然体で過ごすための3つのマインドセット

デートで会話が続かない原因は「思考のクセ」にあり?臨床心理士が教える、自然体で過ごすための3つのマインドセット

LCIQ®️診断士/臨床心理士/公認心理師の3つの資格を持った and her 代表講師 が、あなたの恋愛相談にこたえます。「恋愛の悩みがある」という方、ぜひ読み進めてみてください!

「初デートの沈黙の怖さを克服したいです」

「初デートの沈黙の怖さを克服したいです」

今回のご相談はこちら。

30代男性、タロウさんからの質問です。

===

女性と会話するのが苦手で、とても緊張します。特に、初デートの沈黙場面です。会話が途切れてしまうと、何を話せばいいのか、どんな顔をしていればいいのか、分からなくなります。

自分なりの対策として、事前に会話ネタをメモして持っていくのですが、 当日いざ女性を目の前にすると頭が真っ白になり、沈黙が怖く、焦ってしまいます。

そして会話が盛り上がることなく解散して、その後LINEしても返事がそっけないかスルーされ、いつの間にかフェードアウトされることが続いています。

僕のように「緊張しやすいタイプ」は、どうしたら会話を続けられるのでしょうか? 克服法があれば知りたいです。

===

タロウさん、ご相談ありがとうございます。

事前準備はしっかりしているのに、特に初めての相手とのデートになると頭が真っ白になり、会話が続かないというお悩みですね。 

きっと、そのような経験が何度かあり「自分には会話のセンスがない」「初デートの会話でさえうまくいかないなら、このまま誰とも付き合えないのではないか」と、いろいろな不安を感じてらっしゃるのかもしれません。

まず、あなたが会話につまるのは、能力や性格の問題ではありません。

臨床心理士・公認心理師として、多くの方の「緊張」や「不安」に向き合ってきました。その経験から言えるのは、タロウさんの頭の中で「ある思考のクセ」が働いているだけ、という可能性が高いということです。

ここからは「心の仕組み」のスペシャリスト(臨床心理士・公認心理師)と、「恋愛コミュニケーション」のプロ(LCIQ®️診断士)、両方の視点からこの悩みを紐解いていきます。 根性論ではなく、心理学的な裏付けのある「心の整え方」を知ることで、タロウさんの緊張はきっと軽くなるはずです。

  • 初デートで会話が続かない原因
  • 性格や能力の問題ではない 
  • 会話ネタ・テクニックには限界がある
  • 初デートの際に自然体で過ごすコツ 

の4つの内容を心理学の観点も交えて解説しながら、質問に答えていきます。

初デートで会話が続かない原因

初デートで会話が続かない原因

初デートや女性との会話で沈黙があると、多くの人は「自分は話題の引き出しが少ないから」「相手との相性が悪かったから」と捉えてしまいがちです。

その捉え方も、間違いではありませんが、もう少し勇気を出して、深くみてみましょう。会話がなぜかうまくいかない原因は、あなたの「思考のクセ」にあるかもしれません。

会話が上手くいかない主な原因として、以下の3つが考えられます。

 ①「~すべき」「してはならない」という強い思い込み

 ②「沈黙=相手からの拒絶」という意味付け

 ③ちょっと過剰な自己注目

それぞれ詳しく解説します。

①「~すべき」「してはならない」という強い思い込み

いつも仕事に熱心なあなたは、異性とのデートも”プロジェクトの一つ”のように捉え、「完璧に遂行しよう」と意気込んでいないでしょうか。

「準備した通りに進めなければならない」「絶対に失敗してはいけない」という強い思いがあればあるほど、会話が「楽しむもの」から「ミスが許されない面接試験」へと変わってしまいます。

デートでの会話のネタを事前に準備するようなストイックさは、あなたの誠実さの表れであり、素晴らしい長所です。

でも、恋愛となると、その真面目さが自分自身を追い詰めてしまっているのかもしれません。

例えば、ピアニストは本番前に「一音たりとも間違えてはならない」「少しでも間違えたら全てが終わる」と思い詰めるほど、演奏が硬くなってしまいます。自分の中に「絶対に〇〇でなければならない」という考えが強くあると、過度な緊張が生じてしまい、本来の力を発揮できなくなるのです。

同じように、大事なプレゼンを控えた営業マンが「絶対に失敗できない」「ご成約いただけなかったらクビだ」と過剰に緊張している状況を想像してみてください。いつもなら何も問題なくできるはずの質問の受け答えさえ、スムーズにできず焦ったり、言葉が滑らかに出てこなくなったりと、過度なプレッシャーによるパフォーマンスの低下が起こりえますよね。

大学や就活の面接試験などでも、「完璧な受け答えをしなければ」と思いすぎて言葉に詰まるというのは、日常ではよく起こりえることです。

完璧を求めすぎると、あなた本来のよさを発揮しづらくなるーーーつまり、リラックスしている方がむしろあなたのよさが伝わる。まずこの視点を取り入れてみるのはいかがでしょうか。

②「沈黙=相手からの拒絶」という意味付け

心理学では、ある出来事に遭遇した際に、ぱっと瞬時に頭に浮かぶイメージや考えのことを「自動思考」と呼びます。

これは「認知行動療法(CBT)」という心理療法で用いられる重要なキーワードの一つです。厚生労働省のメンタルヘルスに関するサイトでも、ストレスや不安への対処法として認知行動療法の考え方が紹介されています。(参照:厚生労働省|こころの健康

例えば、デート中の飲食店で、相手がふと視線を落として黙り込んだとします。

これは単に「テーブルのメニューを見ている」あるいは「次は何を食べようか迷っている」だけかもしれません。他にも、

  • 『今の話、素敵だな』と余韻に浸っている
  • 『次は何を話そうかな』とあなたと同じように緊張している
  • 単純に、料理が美味しくて集中している

かもしれません。沈黙の理由は、必ずしもネガティブなものだけではないのです。

しかし、あなたの自動思考がネガティブなものだと、この一場面を「つまらないと思われた」「呆れられた」など、自分への攻撃や批難、拒絶の意味に変換してしまうのです。

自動思考というのは、誰もがコンマ数秒で頭に浮かぶもので、人によってかなりの違いがあります。そして多くの場合、一人ひとりに「よくやっている自動思考」があり、あらゆる考え方や物事の捉え方の土台(背景)を作っています。

そのため、自分では相手のたったひとつの仕草を切り取ってネガティブな解釈をしているということに気づきません。

そしてその思考のクセ(傾向)によって、傷つき、焦り、さらに挙動不審になってしまう、という悪循環を招くのです。

「デート中に相手が視線を落として黙り込んだ」という同じ場面でも、「ゆっくりのテンポが合っていてよかった」「沈黙も苦痛じゃない関係が嬉しかった」と捉える人もいれば、「そもそも全く気にしていなかった」という人もいます。

つまり、「沈黙」それ自体は、悪いことではありません。

一度見直してみてほしいのは「沈黙=ダメなもの」と捉えている、あなたの考え方です。

③ちょっと過度な自己注目

あなたはデート中、こんなことを考えていませんか?

「今の返答、変じゃなかったかな?」

「目が泳いでいるのがバレていないかな?」

「次はどんな質問をすればスマートに見えるだろう?」

・・・これら、一見、デートに集中しているように思えますが、すべて「自分自身」に関することです。「デート中、自分がどう見られているかが気になって仕方なかった」という経験がある方は、ちょっと、過剰に自己に注目しすぎではないか?と振り返ってみましょう。

デートや異性と会話する場面に限らず、緊張が高まると、意識の矢印は目の前の「相手」ではなく、内側の「自分」に向いてしまいがちです。緊張から自分の身を守るためにも、自分に意識を向けておくという、自己防衛本能のような側面もあります。

でも、会話とは相手の言葉を受け取って、自分の中で考えを巡らせ、また自分の言葉を相手に返すものです。”会話のキャッチボール”という言葉がある通り、相手が受け取れるようにボールを投げ、相手が投げてくれたボールをうまくキャッチする、双方向性のあるものです。

たとえばキャッチボールでーーー自分がカッコいいフォームで投げることばかりを意識していると、相手にとってキャッチしやすいボールを投げようという意識は薄れてしまいますよね。また、自分のユニフォームの汚れが気になって仕方ない状態だと、相手のボールをキャッチする余裕がなく、スルーしてしまうかもしれません。

このように、意識が自分にばかり向いていると、相手の表情の変化や言葉の端々に隠れた小さなヒントを見落としてしまいます。

相手が柔らかい表情を浮かべていれば、その視線の先に可愛い赤ちゃんがいて、「子ども好き」「幼い頃こんな遊びが好きだった」など話題が広がるかもしれません。

会話中に相手が少し前のめりになったことに気づけたら、あなたも気分が乗ってきて、デートの時間が一層楽しくなるかもしれません。

このように、相手の表情や仕草、ちょっとした言葉から得られる情報はたくさんあります。

「相手の話を聞いているつもりなのに、言葉が出てこない」という場合、実は「自分に意識が向きすぎて、非言語を含む相手の情報が入ってきていない」という可能性が考えられます。

性格や能力の問題ではない

性格や能力の問題ではない

ここまで、主に思考のクセの観点の話をしましたが、

「自分は根暗だから、明るい会話ができない」

「そもそも人として、コミュニケーション能力が欠如しているのではないか」

と悲観的な思いを強めてしまった方もいるかもしれません。

質問をくださったタロウさんも「自分は緊張しやすいタイプ」と、自己分析しているようです。

恋愛や婚活がうまくいかない期間が長く続くと、どうしても原因は自分にあるんだと考えてしまいますよね。

でも一度ここで、あなたが会話に詰まるのは特定の条件下で発生している「システムのエラー」のようなもの、と捉えてみませんか?

頭が真っ白になるのは、脳が『ピンチだ!』と判断してフリーズしているだけ。火事場でパニックになるのと同じ、正常な防衛反応なのです。だから、あなたがダメなわけではありません。

「特定条件下でのエラー発生」という捉え方について、以下の3つの視点からお伝えします。

  • 普段のあなたは話せているはず
  • 「口下手=コミュニケーション能力が低い」ではない
  • 性格を変える必要はない

普段のあなたは話せているはず

これまでを振り返ってみてくださいーーー

あなたはこれまでの人生で、誰とも会話ができなかったでしょうか?

「会話がうまく続かない」という現象は、全ての人との間で起きたことですか?

たとえば、職場の同僚との業務連絡、学生時代の友人との趣味の話、家族との何気ない会話。高校の担任の先生と放課後に将来の夢を語ったとき。近所のおばあちゃんが優しく声をかけてくれたとき。先輩に婚活の相談をしたら親身になって聞いてくれたとき。

そこでは「沈黙が怖い」と感じることなく、リラックスして会話できていたのではないでしょうか?

上手くいかなかった一場面を切り取って「自分はコミュニケーション能力が低い」と決めてしまうのは、もったいないと思いませんか?

「あぁ、そうだった。自分は話せている場面もあるし、ちょっと苦手意識を持ってる場面もある。」と気づけたなら、「誰しも得手・不得手、あるよね〜」と捉えてみるのがよさそうです。

「口下手=コミュニケーション能力が低い」ではない

「饒舌な人」「笑いをとる人」をコミュニケーション強者だと思っていませんか?

恋愛の中でも、特に結婚を見据えた関係において、それは必ずしも正解ではありません。

「喋りがうまい」「すごく面白い」という人は確かに一時的にはモテますが、長く関係を築いていく中では、饒舌さや面白さはあまり重要ではないのです。

多くの女性が求めているのは「自分の話をしっかり聞いてくれる安心感」です。

あなたは自分が話すよりも、相手の話をじっくり聞く方が得意ではありませんか?

慎重に言葉を選び、相手の感情を推し量ろうとする、あなたのその姿勢は「口下手」ではなく「思慮深さ」という才能です。

「盛り上げ役」になろうとして苦しいのであれば、「聞き役」というポジションが最適です。聞き役こそ、あなたの持ち味が最大限に活きる場所です。

性格を変える必要はない

「もっと明るい性格にならなきゃ」と無理をする必要はありません。

内向的な性格を”外向的”に変えるのは、仕事場面でたとえると、黙々とデスクワークをやっていた人が急に外回りの営業マンになるようなものです。

必要なのは性格を変えることではなく、緊張した時の「心持ち」を調整することです。

たとえば、自分の目指す基準の緩和。

「絶対に完璧な100点の返答をする」という目標設定を、「とりあえず60点の相槌を打つ」という基準を緩めてみる。これだけでも、沈黙場面で頭が真っ白になって悪循環に陥る可能性が下がることでしょう。

でも、あなたがこれまで大事にしてきた基準であれば、いきなり大きく下げるのは抵抗があるかもしれません。「異性を前にして”とりあえず”なんて失礼な考え方だ」と、自分自身で受け入れ難く思う場合もあります。

それなら、少しずつ、段階的に基準を緩めていくのがおすすめです。

いくつか試してみて、「これちょうどいいな」と心地よく感じられる基準を見つけていきましょう。

会話ネタ・テクニックには限界がある

会話ネタ・テクニックには限界がある

「会話が続かない」という悩みを解決したい時、書店で「雑談力が上がる本」や「モテる会話術」といった書籍を買い込んだ経験はありませんか?

あるいはネットで「初デートで使える話題集」を検索して、暗記してみたり。SNSでテクニックを収集したり。多くの方が、「あるある」なのではないでしょうか。

知識を増やすことは、とても良いことです。

でも、「知識だけ」になってはいませんか?どれほど優れたテクニックやネタを手に入れても、それだけではなかなか会話上手になれません。

たとえば・・・あなたは絶対に勝ちたいテニスの試合のために、プロも使用する最新の高性能ラケットを買いました。このラケットさえあれば強力なサーブが打てると信じています。

しかし、いざコートに立った時、あなたは緊張でガチガチになり、足が震え、ラケットを握る手も汗で滑りそうだったとします。

この状態で、ラケットの性能を引き出すことができるでしょうか?

答えは、否ですよね。

どれほど高価な道具(=豊富な知識)を持っていても、プレイヤー自身がパニック状態(=精神的な土台が危うい状態)であれば、飛んできたボールをまともに打ち返すことすらできないでしょう。

ボールはネットに突き刺さるか、大きくコートを外れていくはずです・・・

会話も、これと同じです。

事前に用意した「鉄板の話題」や「女を落とすテクニック」などは、あくまでラケット(道具)に過ぎません。

それを使うあなたの心がガチガチに緊張していたら、使いこなせるはずがないのです。

逆に言えば「沈黙しても大丈夫」「完璧でなくてもいい」という安心感が心の土台にあれば、特別なテクニックなどなくても会話は楽しいものになります。

大切なのは、新しいラケットを買い足すことではなく、まずはコートの上で「深く呼吸をして、肩の力を抜く」練習をすることです。心が落ち着きさえすれば、あなたがすでに持っている知識や魅力は、自然と外に溢れ出していきます。

自分の中にある厳しいルールを緩め、心の土台を整えること。遠回りに見えるかもしれませんが、これこそが結果として会話を弾ませる最短ルートになるのです。

初デートの際に自然体で過ごすコツ

初デートの際に自然体で過ごすコツ

では、具体的にどのようなことを意識すれば自然体で話せるようになるのでしょうか。

苦手の克服を目指し、今日からすぐに実践できる、以下の3つのマインドセットをご提案します。

  1. 「空白を埋める」ことから「相手に関心を持つ」ことへの転換
  2. 沈黙を味わう余裕を持つ
  3. 緊張していることを打ち明ける

1.「空白を埋める」ことから「相手に関心を持つ」ことへの転換

「会話を続けなきゃ」と思っている時、あなたの意識の矢印は「自分」に向いています。

「俺はうまく話せているか?」「つまらない男だと思われていないか?」と、自分のパフォーマンスを評価することに必死になっています。

これでは、緊張するのは当たり前の状態です。

ぜひ、この矢印を、意識的に「相手」に向けてください。

「彼女は何が好きなんだろう?」「今日はどんな気持ちで来たんだろう?」と、純粋な好奇心を相手に向けるのです。

脳科学では、好奇心が高まると「報酬系」が活性化してドーパミンが分泌されることが分かっています。このメカニズムは、不安や恐怖を感じる扁桃体の働きを抑える効果があるため、相手に好奇心を持って接することは、コミュニケーションにおける緊張や心理的バリアを下げることにつながります。

※参照:Gruber, M.J., et al. (2013). States of Curiosity Modulate Hippocampus-Dependent Learning via the Dopaminergic Circuit.

空白を埋めるための質問は”尋問”のようになりがちですが、「相手のことをもっと知りたい!」という好意から生まれる質問には、感情が宿ります。

その感情は相手に伝わり、場の空気は和らぎ、穏やかなやり取りによって、あなた自身もリラックスできる。ーーそんな好循環が生まれます。

2.沈黙を味わう余裕を持つ

会話が途切れて沈黙が訪れたとき、「何か話さなきゃ」と焦る必要はありません。まずは一度、ゆっくりと深呼吸をしてみてください。

沈黙は「自分の失敗」ではなく、お互いが心地よい距離感を探るための「休憩時間」といえます。

  • 心に余裕を持つコツ 沈黙に対して気まずさを感じるのは、きっと相手も同じです。「今、相手も次に何を話そうか考えてくれているんだな」と心の中でつぶやいてみましょう。あなたがゆったりと構えていれば、その落ち着きは相手にも伝わります。
  • おすすめの仕草 あえてゆっくりと飲み物を一口飲んだり、窓の外の景色や店内の雰囲気を眺めたりしてみましょう。話題のヒントはすぐそばにあるかもしれません。

沈黙を「気まずい時間」から「リラックスした時間」へ。「沈黙の時間も居心地の悪さを感じなかった」という理由で交際や結婚へ進展するカップルもいるくらいです。沈黙もなかなかいい時間なんだなと思えたら、味わう余裕が出てきます。

3.緊張していることを打ち明ける

どうしても緊張が解けない時は、思い切って「実は今日、すごく緊張しているんです」と相手に伝えてみませんか?

「えっ、そんな情けないことを言えるわけない!」と思うかもしれませんが、自己開示をすることは、決して恥ずかしいことではありません。

たとえば仕事場面で、一緒に仕事をする際に何も相談しない人よりも、「ここまで進めたのですが、この部分は分からないので教えていただけないでしょうか?」と聞いてくれる人の方が信頼できると感じることはないでしょうか?

恋愛においても同じです。「何を考えているか分からない人」よりも「弱みを見せてくれる人」の方が、人間味があって信頼できると感じるものです。

心理学には「自己開示の返報性」という法則があります。

あなたが「緊張しています」と自分の内面(弱み)を見せることで、相手も「実は私もなんです」と心を開きやすくなるのです。

そこから「初対面って緊張しますよね」「私も朝からずっとそわそわしちゃって…」と共感が生まれ、一気に心の距離が縮まることも珍しくありません。

まとめ

ここまで、「デート中の沈黙が怖い」というタロウさんの悩みに寄り添いながら、会話が続かない原因や対処法について解説してきました。

最後にもう一度、大切なポイントをおさらいしましょう。

 会話が盛り上がらないのは、あなたの性格や能力のせいではありません。「沈黙=失敗」という思い込みや、自分に意識が向きすぎる「自己注目」が原因であることがほとんどです。一つの場面だけで自分を責めたり、無理に性格を変えようとしたりする必要はありません。

会話術やネタを増やし、テクニックで武装すること以上に大切なのは、自分の中に「安心感」を持つことです。 

「緊張してもいい」と自分に許可を出し、意識の矢印を「相手」へ向けてみましょう。沈黙を味わうくらいの余裕を持ち、時には緊張していることを素直に伝えてみる。そんな自然体な姿勢が、結果としてお互いにとって心地よい空気になっていきます。

あなたはこれまで、仕事や勉強で「正解」を求め、ミスをなくす努力を続けてこられたはずです。その真面目さは、あなたの大きな美徳です。 

ただ、人間関係は仕事とは異なり、完璧さが正解とは限りません。ミスを避けようと力むほど、かえって本来の良さが隠れてしまうこともあります。

次のデートでは、

「緊張しない」ではなく「緊張してもいい!」

「うまく話そう」ではなく「相手のことを深く知っていこう!」

こんな目標にしてみてください。

思考のクセを緩め、肩の力を抜いてみると、きっと今までとは違う穏やかな時間が過ごせるはずです。

もし「理屈は分かったけれど、自分一人では思考のクセを直せそうにない」「誰かと相談しながら進めたい」と感じるなら、一度 and her に相談してみませんか?

and her は、単なる恋愛テクニックを叩き込む場ではありません。 臨床心理士・公認心理師が「心の土台(思考のクセ)」を整え、LCIQ®️診断士が「実践的な振る舞い」をガイドします。この両面からのアプローチがあるからこそ、無理に性格を変えなくても、あなたらしい自然体な恋愛、婚活が叶うのです。

あなたが本来の魅力を発揮し、自信を持って一歩を踏み出せるよう、私たちが全力でサポートいたします。

FAQ

緊張していることを伝えたら、「頼りない男だ」と思われてしまいませんか?
実は逆です。無理に隠して挙動不審になってしまうよりも、「実は今日、緊張しちゃっていて」と素直に話すことで、相手は「自分に対して誠実に向き合ってくれている」という安心感を覚えます。「緊張を隠す強さ」よりも「弱さを見せられる余裕」の方が、大人の男性としての信頼に繋がります。
聞き役に徹しようとすると、相手にばかり喋らせて申し訳ない気がしてしまいます。
女性の多くは「自分の話をちゃんと聞いてもらえた」という満足感が、デートの楽しさに直結します。ただし、「聞き役」だからと、一問一答形式の質問を繰り返す聞き方は、おすすめしません。「それ、もっと詳しく聞きたい」と興味を持って相手の話題を深掘りしていくことが大事です。

こんな時はand herへご相談を

この記事の監修者

コラム担当 米澤心理師

米澤あゆ美

公認心理師・元スクールカウンセラー/Webライター

これまで、いじめ・不登校・発達障害など、子ども一人ひとりのリアルな現場に向き合い、こころの支援に従事してきました。
現在は、その経験と心理学の知識を活かし、「専門的な情報を分かりやすく伝えること」をモットーに、さまざまな分野の心理学コラムを執筆しています。

and people代表 田口とも

株式会社 and people 代表 田口 とも

【 and her 】代表講師
一般社団法人 日本ブライダルソムリエ 協会認定 LCIQ診断士/講師
臨床心理士・公認心理師

「どうせ自分なんて恋愛も結婚もできない…」と自信をなくしている独身男性の背中をピシッとさせてポンッと押したい、
という想いから【 and her 】を運営。あなたを「また会いたい」そして「ずっと一緒にいたい!」と思われる人に育てます。